楽しいこと
投稿日:2024.02.08
アルツハイマー病(AD)の超高齢者家族が「数分前のことまで忘れるようになり、もの忘れがかなり進んだ」と嘆いていらっしゃいました。
- もくじ
- 楽しいこと
楽しいこと
アルツハイマー病(AD)の超高齢者
家族が「数分前のことまで忘れるようになり、
もの忘れがかなり進んだ」と嘆いていらっしゃいました。
ところが、音楽の素養があることがわかり、
3カ月前から、「楽しい」とおっしゃって、
コーラスに参加されるようになりました。
最近は、一人で電車とバスを乗り継いで参加されています。
生き生きして表情も明るくなられました。
一人で乗り継いで行けるなんて、ADじゃないのかもしれません。
それとも、コーラス参加により改善したのかもしれません。
「楽しいこと」をすることが
認知症の進行予防になることを実感しました。
この記事を書いた人:木村武実
宮崎医科大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構菊池病院(熊本)元院長。熊本県の認知症中核病院の専門医として、熊本県全域から訪れる多くの認知症患者さんを診療され、平成30年に熊本駅前木もれびの森心療内科精神科を開院。食事・サプリメント指導により患者さんの栄養状態を改善し、お薬の量を最小限にされ、精神面の安定・改善をめざす、栄養療法を主体とした副作用の少ない「やさしい医療」を実践されている。