認知症いろいろ・暮らし方もいろいろ

投稿日:2025.04.03

若い頃ははやく、親元を離れて「ひとり暮らし」をしたかった。アパートを借りて、家具の配置を考えて、友達も呼んで一緒にご飯を食べたり、何と言っても“自由”!時間も気にする必要もない!ワクワクして希望に満ちていた。

もくじ
「ひとり暮らし」から「独居」
地域の交流

「ひとり暮らし」から「独居」

若い頃ははやく、親元を離れて「ひとり暮らし」をしたかった。

アパートを借りて、家具の配置を考えて、友達も呼んで一緒にご飯を食べたり、何と言っても“自由”!時間も気にする必要もない!ワクワクして希望に満ちていた。

歳をとれば、子供達が独立して家を出る、老夫婦だけの生活になり伴侶をなくし「独居」になる。何ともさみしい言葉とひびき。「独居」になると遠く離れた子供たちは心配になる。しかし同居は難しい・・・不安がつきまとう、さあそうならないような「ひとり暮らし」をはじめましょう。

デイサービスはいろんな方が利用されますが、生活もいろいろです。
ただ一つ言えるのは「独居」の方が多い。

・一人だから楽でいいわよ。
・おしゃべりする相手がいないから一人でおしゃべりしているの
・食事は食べているけど、味気ない
・昨日はお赤飯を食べたわ(毎回お赤飯)
・ここに来たら楽しい、おしゃべりできていろんなことやって楽しみ
・皆でごはん食べるからおいしい
・今日はあの人は来ないの?ほらうるさい人よ。

こんな会話が飛び交う

地域の交流

子供会、青年会、婦人会などいろいろコミュニティがあった。
そういえば、うちの母が食中毒で倒れた時も近所のおばさんところまで走り、救急車を呼んでもらって、母が帰って来るまで一緒にいてくれた。

そんな中で生活をしてきた世代の皆さんが今、「独居」暮らしになっているのではないだろうか。

今は隣にどんな人が住んでいるのもわからない、挨拶もするかしないか、変な人だったらどうしよう。またコロナの蔓延で他者とのコミュニケーションもままならなくなったことで近所付き合い、人同士のコミュニケーションもなくなってきた。

今こそお節介なおじさん、おばさんが必要な時代かもしれない。
お節介なデイサービスを作ろう。

そして、井戸端会議ができるコミュニティを作ろう。
人と関わることで何かあったら手をかしてくれる人が増える。
地域にでましょう。

これもまた認知症予防に大きな効果を発揮すると思います。
楽しんで満足できる場所って大切ですよね。

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