クスリのリスク
投稿日:2024.07.08
60代男性
朝散歩、ブルーライトカットを実践して、睡眠は十分取っているのに、うつ状態は良かったり悪かったりで、もの忘れもみられるようになりました。血液検査では腎機能障害が認められました。
不要な薬をなるべく減らしましょう
なぜだろうと思っていたら、内科から処方されている
アトルバスタチン(コレステロールの薬、認知症・不眠・うつ・白内障のリスク、男性ホルモンが減少し意欲を低下)と
ネキシウム(逆流性食道炎の薬、でもその症状はなく、漫然と投与されている、認知症・腎機能障害のリスク)を服用していることが明らかになりました。
これらの薬剤を中止することにより、認知・腎機能も改善して、精神面も徐々に安定してきました。不要な薬をなるべく減らしましょう。6種類の薬を飲んでいると、それだけでも認知症のリスクになります。
この記事を書いた人:木村武実
宮崎医科大学医学部卒業。独立行政法人国立病院機構菊池病院(熊本)元院長。熊本県の認知症中核病院の専門医として、熊本県全域から訪れる多くの認知症患者さんを診療され、平成30年に熊本駅前木もれびの森心療内科精神科を開院。食事・サプリメント指導により患者さんの栄養状態を改善し、お薬の量を最小限にされ、精神面の安定・改善をめざす、栄養療法を主体とした副作用の少ない「やさしい医療」を実践されている。