No.6 チョコでコクだし時短ミートソース
チョコレートの原料カカオの原産地、南米では古来より、カカオ豆をすりつぶした飲み物が薬として珍重されていました。 カカオに豊富に含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、老化防止、生活習慣病予防に効果的だからです。 最近では脳の栄養分に働きかけ、記憶など認知機能を高める働きも認められています。飲み物のココア、菓子のチョコレート。 ともに甘い嗜好品が一般的ですが、カカオポリフェノール摂取の幅を広げるために、料理への活用もおすすめします。
材料:2人分
板チョコレート 1/4枚(約15g)
牛ひき肉 160g(合いびき肉でもOK)
玉ねぎ(中) 1/2個
にんじん(中) 1/2本
にんにく 1かけ
カットトマト缶 1缶(400g)
オリーブオイル 大さじ2
コンソメスープの素 1個
赤ワイン 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ2
塩 小さじ1/3
コショウ 少々
パスタ 200g
塩 お湯1リットルに対して大さじ1
作り方
1.玉ねぎ、にんじん、にんにくをみじん切りにする。チョコレートはあらく刻んでおく。 ※フードプロセッサーにかけてもOK。
2.フライパンを温め、オリーブオイルを熱して玉ねぎを入れ、中火でしんなりするまで炒める。
3.にんじんを加え、しんなりするまで炒め、さらににんにくを加えて香りが立つまで炒める。
4.牛ひき肉を入れ、赤い部分が無くなるまで炒める。
5.トマト缶と赤ワイン、コンソメスープの素、トマトケチャップを加え、弱めの中火で5~10分ほど煮詰め、塩、コショウで味を調えます。
6.チョコレートを入れて、弱火で溶かし、全体を混ぜて火を止める。
7.たっぷりのお湯に塩を入れ、パスタを茹で、水気をきって皿に盛り、ミートソースをかける。
みわこのまめまめメモ
ミートソースやカレー、ハヤシライス、シチュー、ハンバーグやチキンソテーのソースにチョコレートやココアを加えると、いつもの料理にコクとポリフェノール効果をプラスすることができます。
簡単にコクや複雑な風味が加わるので、調理時間も短くすみます。中南米にはココアに香辛料を加えて作ったソースで肉を煮込む料理もあります。
摂取量の目安は、個人差や体調によりますが、一日5~10g程度(板チョコ1~2かけ、ココアなら1杯)です。
糖類、脂質が多いので食べすぎには要注意。35g程度(板チョコ1/2枚強)を上限と考えましょう。
片山美和子
調理師・食生活アドバイザー
練馬区認定・食の健康サポーター
練馬区障害学習センター料理教室講師
料理サークル「リコ・ネ・クック」代表