No.7 厚揚げとなすのみそ焼き
記憶力を高め、認知能力を保つ栄養成分に、レシチンがあります。 レシチンは大豆製品や卵黄にたくさん含まれており、脳の情報伝達にかかわる神経細胞を作る材料となる大切な物質です。 不足すると認知症になりやすくなるともいわれています。大豆製品は大豆をはじめ、豆腐、納豆、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐、おから、きなこ、みそ、豆乳、湯葉など、毎日何かしら食べられる身近な食材ばかりです。 ここから脳の働きを助ける成分を摂ることができるとは、うれしいことではありませんか。
材料:2人分
厚揚げ 1枚
なす 1/2個
エリンギ 1本
小ネギ 1本
サラダ油 大さじ1/2
みそ、マヨネーズ 各大さじ1
砂糖 小さじ1
作り方
1.厚揚げはざるに乗せて熱湯をかけて湯通しする。水気をきって1cmくらいの厚さに切り、長さを3等分にして、切り口を上にして耐熱皿に並べる。
2.オーブントースターに天板をセットして温めておく。
3.エリンギは縦に割りばしくらいに細切りし、半分の長さに切る。ナスもヘタを切り落とし、同様の大きさに切って水にさらす。小ネギは小口切りにする。
4.フライパンにサラダ油を熱し、エリンギとナスをしんなりする程度に中火で炒める。
5.1の厚揚げに4を乗せ、オーブントースターで4~5分焼く。
6.みそとマヨネーズ、砂糖を混ぜ合わせ、オーブントースターを開けて5にかけ、2~3分焼く。取り出して小ネギを散らす。
みわこのまめまめメモ
レシチンには、この他にも血中コレステロールを抑えて動脈硬化を予防する働きがあります。
また、大豆製品には良質なたんぱく質である必須アミノ酸、血栓や動脈硬化を予防するサポニン、がんの抑制効果や更年期障害の緩和が期待されるイソフラボン、骨粗しょう症を予防するカルシウムなど、様々な栄養素が含まれています。
緑黄色野菜、かんきつ類などと組み合わせて摂取するとさらにバランスのよい食事になります。
片山美和子
調理師・食生活アドバイザー
練馬区認定・食の健康サポーター
練馬区障害学習センター料理教室講師
料理サークル「リコ・ネ・クック」代表