No.9 信州風クルミ雑煮
ナッツ類には酒のつまみなど嗜好品のイメージがありますが、近年、多価不飽和脂肪酸(オメガ3)やビタミン、 ミネラルを含む健康食品として見直され、生活習慣病を防ぎ、頭の働きを良くする効果が期待されています。 日本で昔から食べられてきたナッツといえばクルミでしょう。 国産クルミの生産量全国一位の長野県には、クルミ入りの雑煮を食べる地方があります。 お正月料理にもオメガ3。新しい年も健康でありますように。
材料:2人分
切り餅 2個~
人参、大根 各20g
厚揚げ 1/4個
なると 2枚
ゆでた小松菜 適量
だし汁(かつお・こんぶだし) 400ml
塩 小さじ1/3
しょうゆ、みりん 少々
くるみ 25g
作り方
1.くるみはペースト状にすりつぶし、水を少しずつ加えてマヨネーズくらいの固さに溶く。
2.人参、大根は短冊切りにし、厚揚げは2~3ミリ厚さに切り、熱湯にくぐらせる。小松菜はゆでて一口大に切る。
3.だし汁で人参、大根を煮る。
4.切り餅を焼いて少量のだし汁にひたす。
5.人参がやわらかくなったら塩、しょうゆ、みりんで味付けし、厚揚げを加えてひと煮たちさせて火をとめる。
6.お椀に餅、5の汁の順に入れ、なると、小松菜を乗せる。
7.食べる直前にくるみをかける。
※①クルミとともに豆腐をすりつぶしたり、クルミだれに砂糖を入れる家庭もあります。
※②クルミだれは余分に作って、お好みの量の砂糖を入れ、焼いた餅をからめて食べてもおいしいです。
みわこのまめまめメモ
通常「ナッツ」と呼ばれているのはいわゆる「木の実」で、堅果種子類=果実の種の部分を指します。
よく食されるものはクルミ、アーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ピスタチオなど。
ピーナッツはマメ科の植物なので種類が異なります。
いずれも糖質やカロリーが高いので、摂りすぎには気を付けましょう。
片山美和子
調理師・食生活アドバイザー
練馬区認定・食の健康サポーター
練馬区障害学習センター料理教室講師
料理サークル「リコ・ネ・クック」代表