コウノメソッド
- アルツハイマー型認知症(ATD)の薬物治療➁コウノメソッドの場合
コウノメソッドにおける薬物治療の特徴は認知機能改善薬のみに頼らない点です。中核症状、陽性症状、陰性症状の中で何が主体なのかを見極め、抗精神病薬などと組み合わせながら、それぞれに合わせた処方をします。介護者には、徘徊や怒りっぽさ、不眠などの陽性症状の有無を必ず確認しておきます。
投稿日:2023.06.08 - 検査結果の総合評価による診断
認知症に関する検査は多岐にわたり、それぞれの検査の結果を総合的に見て判断することが望まれます。その際、検査結果を数値化するスコア評価法が提唱されています。河野和彦氏による「コウノメソッド評価法」を解説します。
投稿日:2023.06.08 - 神経心理学検査①HDS-Rと時計描画検査
認知機能がどれくらい下がっているかは、神経心理学的検査で確認できます。実施しやすく、信頼性が高い検査の代表である「改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R:Hasegawa Dementia Scale-Revised)」のほか、アルツハイマー型認知症が疑われる場合には、アナログ時計を描く「時計描画検査(CDT:Clock Drawing Test)」も有効です。
投稿日:2023.06.08 - その他の認知症の薬物治療
アルツハイマー型認知症のような主要な認知症以外は、まだまだ薬物治療の研究が進んでいるとはいえない状況です。しかしながら、河野和彦氏が唱えるコウノメソッドでは、主要な認知症以外でも、推奨する薬剤が確立されつつあります。その内容をみていきましょう。
投稿日:2023.06.08 - 脳血管性認知症(VaD)の薬物治療
脳血管性認知症の治療で何よりも優先されるのは、脳梗塞の改善です。脳梗塞によって起こってしまった神経細胞の壊死は薬物治療で治すことはできないため、身体症状などの改善に注力することになります。コウノメソッドによる治療と、一般の薬物治療について見ていきましょう。
投稿日:2023.06.08 - 前頭側頭葉変性症(FTLD)の薬物治療
現在のところ、前頭側頭葉変性症に適応する薬はほぼないといわれていますが、コウノメソッドによれば、非定型抗精神病薬とサプリメントを併用することで効果が見出されるとされています。一般的な薬物治療とコウノメソッドの薬物治療の効用を解説していきます。
投稿日:2023.06.08 - レビー小体型認知症(DLB)の薬物治療について
レビー小体型認知症の特徴として、身体症状を持つ方が多くいるため、認知機能改善薬だけで症状改善を図ることは難しいとされています。コウノメソッドでは、新たな薬の選択を解説しています。
投稿日:2023.06.08 - アルツハイマー型認知症(ATD)の薬物治療①一般的な薬物治療の場合
アルツハイマー型認知症には、中核症状を抑える「ドネペジル(商品名:アリセプト)」、「リバスチグミン(商品名:リパスタッチ、イクセロン)」、「ガランタミン(商品名:レミニール)」、 「メマンチン(商品名:メマリー)」という4つの認知機能改善薬が使用できます。一般的には、これが薬物治療の中心になります。
投稿日:2023.06.08 - 認知症の薬物治療の注意点
認知症ケアにおいて、薬物の使用は有効です。しかし、高齢者は薬物の代謝機能が低下し、薬の代謝・排泄に関わる内臓機能が低いうえに、併用する他剤も多いため、副作用を起こしやすいリスクがあります。どの薬剤を使うべきか、その選択や容量の決定にも十分な注意が必要です。
投稿日:2023.06.08